HOUSE A
PROJECT NAME

HOUSE A

 

CATEGORY
HOUSE
YEAR
2009.11
AREA
埼玉県さいたま市
OUTLINE
とても仲良しのファミリーが暮らす住宅です。
空間を仕切る壁が、不思議なほど少ないのが特徴的。室内は、まるで大きなワンルームのようです。なぜこのような住宅が生み出されたのでしょうか。
HOUSE A
「HOUSE A」の施主は、夫婦と子ども3人。「個室なんて要らない」と言うほど仲の良い家族だ。家所は、「この仲の良さを壊さず、後押ししてあげられるような空間を提供しよう」と考えた。
HOUSE A
HOUSE A
HOUSE A
だから、1階は、驚くほど開放的なワンルームになっている。この空間の中を、スチールの白い板が設置されている。それは、テーブルになり、ベンチになり、棚や間仕切りにもなって、機能を変えながら1階を走り抜けている。家族がそれぞれに別のことをしていても、1枚の板を介してつながっているのだ。
また、照明器具と開口部も、空間の連続性と一体感を損なわないように、空間全体にランダムに配された。家族の関係性を遮るものはもう何もない。
空間の上部には太陽光を取り入れるトップライトや中庭が設けられている。その位置は、スチール製のカウンターの曲線的造形と呼応している。家族は、明るい場所や少し暗い場所を気分に応じて使い分けながら、常にお互いを感じることができる。
HOUSE A
2階には主寝室や子ども部屋があるが、ここでも連続性と一体感が保たれている。三つの子ども部屋はすべて吹き抜けに面し、下階からも子どもたちの気配が感じられるようになっている。子どもたちが勉強する大型テーブルも、兄弟でシェアして使うオープンな雰囲気だ。
何かを介して、何かを共有して、家のどこで誰が何をしていても、家族みんなが常にゆるやかに繋がっている。そんな家族の在り方から必然的に導き出された空間が、この「HOUSE A」である。
HOUSE A
text by salta