お電話やメールでのご連絡をいただいた後の初顔合わせです。
あなたの暮らし方のイメージを思い切って伝えてみてください。細かいことでも構いません。できれば、以下のような項目について話し合えると、あなたに合った空間をご提案しやすくなります。
同時に、家所亮二の住空間に対する考え方もあなたに分かりやすくご説明します。
また、もしヒアリングの時点で土地が見つかっていなければ、アドバイスはもちろん、必要に応じて現地に同行してのお手伝いも可能です。土地探しのステップからあなたとご一緒することにより、土地と建築のコストバランス、地歴や周辺の地盤強度等から見えてくる土地に潜むリスク 、建築基準法による建築への制限等々、建築家ならではの視点からアドバイスができます。その結果、よりいっそうあなたの理想にフィットした建築が出来上がります。
この段階で重要なことは、あなたが「この建築家の考え方に共感できそうだ。家を建てるという人生の大きな決断を、この建築家となら一緒にやっていけそうだ」と感じられるかどうかです。
なお、家所亮二が家づくりで大事にするのは、まず性能と要望です。「住宅としての性能(断熱性、気密性等)」、そして「あなたのご要望」を120%満たすことを優先します。場合によっては、「減らす」「やらない」といった選択肢も含めて、ご納得いただけるような要望の満たし方をご提案します。
デザインとは、こうした性能や要望の満たし方の手法であり、それらを満たした上で付加価値としてあるべきものでもあると考えています。
ヒアリングの内容を踏まえ、平面図だけでなく模型も使って、あなただけの住空間をご提案します。
家所亮二建築設計事務所は、あなたのご要望に沿いながらも、「あなたの頭にないこと、想像もできないこと」を目指します。楽しみにしていてください。
「STEP 2:ファーストプランのご提案」に対し、あなたが、「基本的にこの内容で進めよう」と決断されたら、その段階で設計契約を結びます。
その後、ファーストプランをより細かく掘り下げていき、プランとデザインを調整していきます。
この段階で、細かいことでも気になる点は遠慮なくご相談ください。そうすることで、より良い空間をつくり上げていくことができます。
必要に応じて、1〜2回のお打ち合わせを経て、平面計画を決定します。
イメージしやすいように、仕上げ材料や照明計画はもちろん、家具までをご提案します。
必要に応じて模型もお見せしますので、具体的な空間イメージを共有しながら、細部を決めていきます。さらに、日頃気にしない細かい部分の詳細図、いわゆる「ディテール」を図面や画像でお見せします。建築の専門知識がなくても分かるように説明しますので、ご安心ください。
この段階で大切にしたいのは、まずベストと思える“理想像”にたどり着くことです。
「STEP 4:仕上げなどのご提案」を経てたどり着いた“理想像”に対して、工事費をお見積もりします。
それを基に、全体予算の増減も含めてご検討いただき、その上で全体予算を見極めながら工事費の調整をしていきます。
予算調整、金額調整、詳細デザインの確認を踏まえて、最終形の図面を作成し、確認申請を行います。確認申請とは、建築基準法などに適合しているかどうかを、役所や民間の検査機関がチェックし、建築確認済証の交付を受ける作業です。
ここで、「設計契約」に含まれる業務がすべて完了します。その後、次のステップである工事に向けて、「工事契約」を施工業者と結んでいただき、家所亮二建築設計事務所も「監理契約」の内容にシフトします。
いよいよ現場での地鎮祭です。地鎮祭とは、工事を始める前に、安全を祈願して土地の神様を鎮める儀式です。
その後、必要であれば地盤改良をし、基礎工事、棟上げ、内装工事と進んでいきます。少しずつ出来上がる様子にワクワクする段階ですね。
現場監理(設計図どおりに工事が進行しているかのチェック)も、家所亮二建築設計事務所が責任をもって行います。
あなたに最低限お立ち会いいただきたいタイミングは、「棟上げ(むねあげ)」「壁を仕上げる前の電気関連の打ち合わせ」です。「棟上げ」とは、柱・梁・棟などの骨組みが完成して、屋根の上に棟木を取り付けることです。このタイミングで「上棟式」という感謝の儀式を行う場合もあります。
「壁を仕上げる前の電気関連の打ち合わせ」では、スイッチ、コンセント、照明器具の位置を最終確認します。
それ以外にも、あなたが気になるタイミングで、現場見学に同行します。