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PROJECT NAME
T HOUSE
CATEGORY
HOUSE
YEAR
2012.11
AREA
長野県東御市
OUTLINE
丘の斜面に建つ住宅です。
珍しい敷地ですが、お施主さんにとってはこの場所に建っていることに大事な意味があります。建築家は、この場所にしかつくれない何かをひたすら考え設計しました。この場所とお施主さんが繋がることのできる住宅です。
「T HOUSE」は、ブドウ畑を臨む丘陵地に建てられる住宅である。
施主の夫妻は、ワイナリーを営むためにこの土地を見つけた。だから、このプロジェクトで最も重要なことは、「他のどこでもなく、この土地である」ということだ。
LDKや面積や機能といった人間の生活上の都合よりも、まず「この場所に住みたい」というオーナーの強い気持ちが勝っていた。そう感じた家所亮二は、せっかくこの土地に強い愛着を持って住むのだから、この場所でしかつくれない新しい何かを提供したいと考えた。
そこから導き出されたのは、棚田だったこの土地のレベル差を活かして、等高線に沿って壁面を立てるという設計ルールだった。その壁と壁の間には諸機能が割り当てられていく。広い空間にはリビングを、コンパクトな空間には水周りを。
そのようにして生まれた空間において、住まい手は、機能の決められた空間を決められたとおりに使うというよりも、その土地の時間や歴史に寄り添い呼吸を合わせるようにして、それぞれの空間の使い方を見い出していくだろう。
つまり「T HOUSE」は、歴史や地形を手がかりにして、それらの特徴を引き出して可視化した建築なのである。この設計手法は、人がその土地に根差して暮らしていくための、一つのモデルケースとなるかもしれない。
text by salta
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