職人がつまむガラスの雫

職人がつまむ
ガラスの雫

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LIGHTING
バーの天井から吊られた雫のようなガラスオブジェ。光を受けてキラキラとランダムに光り輝く様子は、さながら現代的なシャンデリアだ。ガラスオブジェは、ガラス職人が一つひとつ手作業でつまんで整形したもの。
ウイスキーを楽しむためにつくられたこのバーは、「美味しいウイスキーをつくる作業は、長年の経験を積んだからこそできる、ものづくり文化である」という発想でデザインされている。ウイスキーもガラス細工も、一級品は、一朝一夕にはつくれない。経験と技術の蓄積があって初めて可能になる。
グラスの中で輝くウイスキーを心地よく飲みながら、このシャンデリアを見上げれば、長い時間をかけて蓄積された経験と技術に思いを馳せることができるだろう。
text by salta