HOUSE KW
PROJECT NAME

HOUSE KW

 

CATEGORY
HOUSE
YEAR
2011.03
AREA
千葉県千葉市
OUTLINE
郊外に建てられた住宅のプロジェクト。
敷地の形に合わせて箱が並んでいるような建物です。多くの人がイメージするであろう「住宅」とは異なる形をしています。その形は、一般的な住宅のイメージを疑ってみることで生み出されました。
HOUSE KW
家所亮二は、住宅を設計するにあたって、「nLDK」という定型化された間取りの発想を疑問視する。「nLDK」には、施主の具体的な生活が想定されておらず、架空の一般的な家族の生活が想定されているからだ。
HOUSE KW
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そこで家所はまず、「nLDK」を細かい単位空間に分割して、求められる各部屋の機能とボリュームを考える。大きな空間がよいのか、個室として区切られているほうがよいのか。光や風はどのくらい入ればよいか。そうして算出された各部屋(ボックス)同士を、互いの関係性や距離感を考慮しながら緩やかにつないだり、強くつないだりしていく。
個々の単位空間に目を向けると、リビングは天井が高いが、それに比べて、ダイニングの天井はやや低く設定されている。
そのようなボリュームや関係性が、ダイレクトに建物の外観に反映される。「HOUSE KW 」は、このようにして生み出された。
敷地形状が不整形であったたことも、ボックスを組み合わせていく設計手法を採用した理由だ。
HOUSE KW
また、開口部の位置と大きさは、ランダムに見えるが、外部からの視線を遮りつつ、室内から裏山の緑を眺められるように配慮するなど、空間での過ごし方と敷地特性から計算されている。

各ボックスで過ごす人間のために最適化された空間と、それらの関係性から必然的に生まれたボックス群。それが、家所が考える個人住宅の一つの在り方だ。
HOUSE KW
text by salta